2010年より大阪/梅田にてまつ毛エクステとフェイシャルエステサロン『Cherie(シェリー)を経営されている、服部祐美子さん。
自身で店舗をオープンするきっかけとなったのは、9年前に勤めていたサロンが倒産し、エステの回数券が残っているお客様の行き場がなくなり、そのお客様の期待に応えたい気持ちからだったそうです。
最初は前職場のお客様を対象にスタートし、９か月後に正社員として１人迎える。そこから、リピートのお客様と新規のお客様を集めていき規模が拡大していく。
現在では５名のスタッフにて店舗運営を行っているが、まつ毛エクステもエステも激戦の梅田界隈にて生き残っていくのは至難の業ではない。
服部さんの細やかな配慮と施術デザインが人気で、芸能人も通うサロンに成長したが、頑張り過ぎてしまう日々が続き、難聴になった過去も。
また、クレームのお客様に時間を割いた判断により、目の前にいる大切なお客様をお待たせしてしまったことを振り返り、自分がホッとする気持ちを優先して、心優しく何度もリピートしてくださるお客様に甘えてしまったと失敗談を話される服部さんの姿勢は、何よりお客様を大切にされるサービス精神の軸が現れていると思った。
プレイヤーとしての忙しい日々を乗り越えられ、現在はご結婚、ご出産を経て、現場はスタッフに任せる形で、経営者としての仕事に集中することが出来るようになったとお話されていた。プレイヤーでは見えない、お客様へ行き届いた環境やサービスを考えることができる今の状況がとても幸せとのこと。
「わたし」の甘やかしを聞いてみました。
子育てや主婦業も忙しい中、自宅で1人、誰にも邪魔されずに仕事が出来る時間がストレス解消となり、甘やかしているな～っと感じると話してくれました。
また、自分が母となったことで、今まで当たり前に行けていた色んな場所に行くのを遠慮する日々が増え、自社のサロンにも同様な考えを持っているお客様や女性スタッフがいるのではないかと感じるようになった。
そこで、お子様連れでも安心して通える&働けるサロンを作ることにフォーカスする。
まず、保育士さんを月曜日と水曜日の10:00～14：00にサロンに来てもらうことで、子連れのお客様に安心して来店してもらうように整え、お昼の時間が繁忙時間となれば、スタッフも夕方には仕事を切り上げ、保育園にお子様を迎えに行くことができる。
そういうママに優しいサロンを作ろう！今までとは視点を変えた取り組みを行っています。
女性は年齢によって変化するので、そのどんな時も寄り添えるサロンでありたいとお話されていました。